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のむシリカに含まれている「サルフェート」は健康に良い?

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そもそもサルフェートとは?

「サルフェート」とは「硫酸塩」という意味で、硫酸イオンを含む様々な無機化合物のことを指します。これらは、硫酸イオンと様々なミネラル成分が結びついてできたものです。サルフェートには、以下のような具体的な化合物があります。

  • 硫酸ナトリウム
  • 硫酸カリウム
  • 硫酸カルシウム
  • 硫酸鉄

「硫酸」という名前がついていると少し怖く感じるかもしれませんが、実は私たちの生活の中で広く使われています。例えば、ガラスの原料、入浴剤、シャンプーや石鹸、食品添加物などに利用されています。

また、サルフェートは自然にも豊富に存在し、温泉の成分としてもよく知られています。飲める温泉の中に含まれることもあり、外国産のミネラルウォーターにも含まれていることがあります。

サルフェートの効果とは?

日本温泉協会によると、サルフェート(硫酸塩)が含まれる温泉、つまり「硫酸塩泉」は、いくつかの健康上の問題に良い効果があるとされています。この種の温泉は、切り傷や末梢神経の障害、冷え性、うつ状態、皮膚の乾燥に効果的であると言われています。また、これらの温泉の水を飲むと、胆道系の機能障害、高コレステロール血症、便秘にも良いとされています。

硫酸マグネシウムや硫酸ナトリウムは、便秘薬として使われることがあります。これは、これらの成分が便の排出を助ける作用があるためです。さらに、硫酸カルシウムには利尿作用があり、漢方薬などにも使われています。

サルフェートが取れる食品

サルフェートとは、食品にも含まれる成分で、いくつかは食品添加物として政府に認められています。例えば、硫酸カルシウムや硫酸マグネシウムは、豆腐を作る時に凝固剤として使われています。多くの人が豆腐の凝固剤として「にがり」を知っていますが、にがりは塩化マグネシウムが主成分であり、硫酸塩とは異なるものです。硫酸カルシウムは「澄まし粉」とも呼ばれ、にがりの代わりとして広まりました。これは、戦時中ににがりが軍事目的で使われ、市場から不足したためです。戦争が終わっても、この硫酸カルシウムは豆腐作りに引き続き使われています。

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